ローズ
Rosa ssp.
バラ(和)、イバラ(別)、ソウビ(別)


北半球のほぼ全域で耐寒性
特徴:
北半球の亜寒帯〜熱帯原産。丈は、品種によって大きく異なります。
開花期は、五月ごろが一般的だが、一季咲き、四季咲きなど様々。
数多くの品種があるが、“ハーブ”として扱われるバラは、
ローズヒップが沢山採れるドック・ローズ(ロサ・カニーナ)、
薬屋のバラと呼ばれるフレンチ・ローズ(ロサ・ガリカ・オフィキナリス)、
香りの非常によいダマスク・ローズ(ロサ・ダマスセナ)などが代表的。
花の女王として、古代より親しまれ、ヴィーナスやアフロディーテなど美の女神たち

結び付けられてきました。
クレオパトラは、住居に、膝の高さまでバラの花びらを敷き詰めていたとか。
北米のネイティブ・アメリカンもバラの花びらや実を、薬用に用いていたそうです。

料理:
フレッシュ・ローズの花びらを、砂糖と煮込めばジャムに。
ローズティーにお好みで甘さを加え、凍らせたり、ゼラチンで固めれば、
シャーベットやゼリーになります。
ハチミツにローズを漬けて、軽く湯煎にした“ローズ・ハニー”も美味。
飲み物にたらして香りづけにもどうぞ。

美容:
ドライーローズ大匙2を、沸騰させた精製水で抽出した“ローズ・ウォーター”は
すべての肌質の方におすすめの化粧水になります。
冷蔵保存で、1、2週間以内に使い切りましょう。
お好みでグリセリンなどを足しても。

薬用:
ローズティーはリラックス、神経疲労に。更年期障害や、便秘、美肌にも。
のどの痛むときなどにもよいです。
ローズヒップは、ビタミンCを多く含み、疲労回復によいです。
目の疲れ、夏バテ、美肌、生理痛などにも。

栽培:
苗を買って、育てるのが一般的。
日当たりよく、水はけ・通気性のよい場所を好みます。
用土は、水はけがよく、なおかつ保水性、保肥性のよい、弱酸性のものが望ましいで
す。
バラ用の用土なども、多く出回っています。地植えでも、鉢植えでも育ちます。
ハーブとして楽しむバラは、いわゆる「オールド・ローズ」ですが、
苗が市場に出回るのは、だいたい年に二回。
4〜5月に出回る新苗と、11月頃に出る大苗が一般的。
新苗は、生育途中の若い株なので、花の観賞よりも、株の成長を優先させるため、
買ったときについている蕾は、咲かせずに摘み取るのがベスト。
花は翌年までのお預けとなるので、すぐに楽しみたい方は大苗を選ぶとよいでしょ
う。
大きな種苗店では、オールドローズの苗が店頭に並びますが、
種類は限られていることが多いです。
図鑑やカタログなどで、欲しい品種の名を正確に調べ、
専門店などに予約注文するのが確実でしょう。
形や色、香りの強さ、何季咲きか、木立性・つる性の違い、実を採集したいか・・・

などなどをポイントに、ご自分のお好みや、生育環境に合った品種を選びましょう。

通信販売をしている店も多くありますが、注文受付時期は、店によって異なりますの
で、
よく調べて、時期を逸しないよう、ご用心。
剪定は、冬が一般的。品種によって、剪定法が異なりますので、
お買い上げの際、お店などでよくお確かめ下さい。
挿し木によって増やせます。